小学校の計算問題で100点を取るために必要な4つの力を、楽しく鍛える無料スマホアプリ6選

計算ミスを無くす方法は、1桁の足し算・かけ算を極めること

お子さまの算数の計算問題では、100点が取れていますか？取れていない場合、単純な計算ミスだからと放置していると危険です。

1桁の足し算・かけ算の正答率は、99％以上で合格である理由

1桁の足し算・かけ算の正答率99％未満の場合は3年生のテストで100点はとれません。
※計算の分野でのお話です。図形や単位等他の分野は除きます。
※文章題の場合は、さらに式を作る力が必要です。

理由は、1問ごとの計算量が、3年生の問題では9倍になるからです。

学年	単元	例題	計算量	正答率/問①	正答率/問②	正答率/問③
1年生 2年生	1桁の足し算（繰り上がりアリ） 1桁の掛け算	3+9 3✕9	足し算✕1 かけ算✕1	99%	97%	90%
2年生	3桁・2桁の足し算	681+34	足し算✕3	97%	91%	72%
3年生	3桁・2桁の掛け算	623✕81	かけ算✕6 足し算✕3	91%	76%	38%

赤字の例を見てください。正答率90%では、3年生で必ず躓くことがわかります。

さらに、引き算は足し算の応用、割り算はかけ算の応用＋引き算なので、もっと正答率は落ちるでしょう。

もうひとつの合格基準

正答率が高いだけでは後々足りません。もうひとつの合格の基準は、下記です。

式を見た瞬間に、暗算で解き終わっている

なぜかというと、人はミスをする生き物だからです。ミスを0にすることは難しいですが、減らすことはできます。

ミスを減らすために必要なことは、
・集中して取り組む
・確認する
です。

「当たり前でしょ！」と大人は思うかもしれませんが、子供の集中力はとても短いものです。テストを全問解くだけでも大変です。さらにその後もう一回解くなんて、できる方がすごいのです。

でも、1瞬で暗算で解けるなら、集中力が切れる前にテストを全問解くことも、その後もう一度解くこともできる可能性があります。暗算力・スピード・瞬発力も必要なのです。

小学校の計算問題で100点を取るために必要な4つの力

小学校の計算問題で100点を取るために必要な4つの力は、下記です。

計算力（正確に解く力）

暗算力

スピード

瞬発力

前述した通り、理由は、

式を見た瞬間に　＝瞬発力・スピード
暗算で　＝暗算力
正確に　＝計算力
解く

ためです。

（コラム）学校のタスクをこなしてもできない場合の原因は1つだけ

学校のタスクをこなしてもできない場合、原因は下記です。

勉強方法がその子に合っていない（つまらない！）から

下記ではありません。（もしかしたら該当するかもしれませんが）

・子供の頭が悪いから
・子供が勉強をサボったから
・先生の教え方が悪いから

学校は万人にとって万能ではありません。学校のタスクをこなすだけでできる子は、勉強方法が合っているからです。

塾や学習動画、通信教育やスマホアプリ等、勉強方法はたくさんあります。しかも、それぞれ優秀なものが多いです。その子に合った勉強法を探しましょう。できる子の場合も、もっともっと勉強が好きになるように、導入してみると良いでしょう。

4つの力を鍛えるのにスマホアプリが最適な理由

4つの力を鍛えるためには、反復練習が必要です。人によって必要な量や時間は異なりますが、共通なのは下記です。

毎日

少しずつ

繰り返す

反復練習で使用する教材を選ぶ際は、注意点が3つあります。

ページ数やゴールが決められていないものを選ぶ

反復練習は、必要な量が人によって違うため、単元ごとに、終了して次の単元に進むかどうか、判断を伴います。学校の宿題や市販のドリルは、指定された分量を終えると気分的に満足してしまいます。また、追加する際は、労力や費用がかかるため、その子の学習の定着状況に関わらず、終了してしまう可能性が高いのです。

分量に制限がないものを選ぶ

反復練習には、たくさんの問題が必要です。紙素材では、例えば毎日10分間問題を解き続けるとすると、かなりの枚数が必要になります。デジタルであれば、無制限に出題されて、丸付けや集計も自動でしてくれます。また、1回分を、制限時間にするか、問題数にするかも、選ぶのが容易です。

楽しくできるものを選ぶ

毎日続けられなければ意味がないので、本人が楽しめることが最優先です。イラストやBGMでやる気が出る人もいれば、友達や家族との対戦で燃える人もいるでしょう。組み合わせての使用もおススメです！

反復練習にスマホアプリが最適な理由は、

3つの注意点をすべてクリアするのがスマホアプリ

だからです。

4つの力を楽しく鍛える無料スマホアプリ6選

種類の異なる6つの無料スマホアプリを紹介します。好みがあるので、お子さまが楽しめるアプリを選んでみてください。

①HAMARU
②こまりくまの暗算ドリル
③脳トレ！暗算
④計算力トレーニング
⑤算数：暗算ゲーム
⑥音声認識計算 または ビノバ音計算

鍛え始める前に！単元ごとの準備

鍛え始める前に、注意事項があります。

計算式に対して苦手意識がある

計算式のみ（図なし）で、解くイメージが湧いていない

アプリを使ってみたけど、30秒や10問でもキツイ・上達する気がしない

上記の場合は、前準備が必要です。まず、単元ごとに前準備をしてから、鍛え始めてください。順番を間違えると、苦手意識が増すので注意！

単元ごとの準備方法は、下表中のリンクをクリックして確認してください。

学年	単元
1	1桁の足し算・引き算（繰り上がり・繰り下がりアリ含む）
2	1桁のかけ算（九九）

アプリの特徴比較表

特徴	①	②	③	④	⑤	⑥
Android	〇	〇	〇	〇	〇	ー
iOS	〇	〇	〇	〇	ー	〇
イメージ	キラキラノリノリ	ほのぼの	バランス	シンプル	機能的	シンプル
最大メリット	派手な演出が良い	女の子にはおススメ	対戦が楽しい	設定が柔軟	学習機能性No1	音声で入力
時間制限モード	あり（落下型）	あり（落下型）	あり	あり	あり	なし
制限時間	60秒	30秒	60秒	20～120秒	60秒	ー
問題数制限モード	なし	あり	あり	あり	あり	あり
問題数	ー	10～50	10	10～100	10	10
他のモード	エンドレス	ランキング フラッシュ暗算	エンドレス 対戦	エンドレス	正確 複雑	なし
BGM	あり（19種類）	あり	あり	なし	なし	なし
四則演算以外	なし	キャラ集め	なし	なし	たくさん	なし

①HAMARU

＜おススメポイント＞
・キラキラの画面とノリノリの音楽
・正解時や、コンボ時の演出が派手で気持ち良い
・大人も楽しめるため、家族でスコアを競える
・BGMが19種類ありどれもカッコ良い
・ステージとBGMを選ぶだけのシンプルさ

②こまりくまの暗算ドリル

＜おススメポイント＞
・かわいいイラストとほのぼのBGM
・制限時間が30秒と短いので、低学年の子どもにおススメ
・獲得したコインでキャラ集めができる
・フラッシュ暗算モードがある

③脳トレ！暗算

＜おススメポイント＞
・シンプルな画面と、4つ打ちのシンプルなBGM
・回答はテンキーで入力するだけ（決定ボタンなし）なのでテンポよく進む
・スマホ一台で2人対戦ができる
・どのモードでも5位までスコアが表示されるので、スコア更新を目指せる
・スコアのグラフ表示ができる

④計算力トレーニング

＜おススメポイント＞
・シンプルな画面と、シンプルな設計
・回答はテンキーで入力するだけ（決定ボタンなし）なのでテンポよく進む
・問題数や制限時間を柔軟に設定できる

⑤算数：暗算ゲーム

＜おススメポイント＞
・シンプルな画面
・回答はテンキーで入力するだけ（決定ボタンなし）なのでテンポよく進む
・問題の読み上げ機能、回答の音声入力機能アリ
・モードが複数あり、それぞれスコアに応じた称号が認定される
・解き方ごとにステージが分かれており、それぞれの解説文あり
・かけ算のステージングが豊富（特別な数のかけざんや平方根もあり）

⑥音声認識計算 または ビノバ音計算

※画面が違うだけで、2つのアプリの内容は同じです。

＜おススメポイント＞
・シンプルまたはイラスト付きの、2種類の画面をアプリで選べる
・回答は音声入力なので桁が多くても瞬時に回答できる
・時間切れまたは不正解で即終了のため、毎回ステージクリア自体が目標になる