1桁の足し算を制すものは四則演算を制す
四則演算において、1桁の足し算(繰り上がりアリ)は最重要です。
見た瞬間にパッと暗算で正確に解けない場合は、トレーニングが必要です!
詳細は、下記リンク先にて説明しています。
リンク
小学校の計算問題で100点を取るために必要な4つの力を、楽しく鍛える無料スマホアプリ6選
完璧までの4ステップ
まず、道筋を立てましょう。
①数字と計算を好きになる
②2~10を自由に分解・結合する
③11~18を自由に分解・結合する
④トレーニングで数をこなす
この4つのステップで、『繰り上がりのある1桁の足し算』『繰り下がりのある1桁の引き算』の両方がマスターできます。
重要なのは、数・計算をイメージすることです。
①数字と計算を好きになる
数字で楽しく遊びましょう。やり方は何でも良いです。
重要なことは、
・楽しさ
・数や計算のイメージが湧くこと
・数字に抵抗がなくなること
です。
数字と計算が好きになる!おススメのスマホアプリ
最適なやり方が思い浮かばない場合は、下記スマホアプリをおススメします。
トドさんすう
小学校2年生までの算数のすべての内容を、さまざまなやり方で楽しく学習できるアプリ。アイテムやモンスター集めもできる。
<おススメポイント>
・計算式に行きつくまでのさまざまなアプローチで、算数が好きになる
・算数に重要なイメージ作りができる
・幼児から大人まで、誰でも自分のレベルで進められる
・端末1台で、複数のユーザを切り替えて使える
・無料で始められる
・グーグルアカウント等でログインすれば最初の3日間は有料版で利用できる
<ざんねんポイント>
・無料版は1日6コンテンツまでしか遊べないという制限がある
・小学2年生までの内容のみ
入学前の子にはもちろんですが、既に算数を嫌いになってしまった子にもおススメです!中学生でも高校生でも、大人でも大丈夫です!とにかく楽しいようで、我が子は2人とも、時間があれば遊んでいます!
算数は嫌いだったけど、好きになれそう!
②2~10を自由に分解・結合する
別名を、『繰り上がりのない1桁の足し算』と言います。また、引かれる方の大きい数字が10までの引き算も同様のやり方でイメージできます。
1年生の算数で「いくつといくつ」という単元があります。数の分解・結合をします。
繰り上がり計算の準備という位置付けになっていますが、この単元は、算数の概念としてとても重要です。
2~10の分解・結合
ゴールは、
合わせると2~10になるペアを瞬時に作る
となります。
下記です。イメージが重要なので、表ではなく図で、大きい数の方を基準に考えましょう。
2~10の分解・結合の練習におススメなスマホアプリ
イメージが湧いたら、練習してみましょう。やり方は楽しければ何でも良いです。『トドさんすう』を始め、小学1年生の算数を網羅している教材であれば、対応した問題があるはずです。
Androidのみ対応ですが、この単元に特化したアプリがあるので紹介します。
いくつといくつクエスト
2~10までの数を2つの数に分けることに特化したシンプルなスマホゲーム。BGMはノリノリのバトル音楽。敵を倒しながら、数の組み合わせを学習する。
<おススメポイント>
・この単元に特化しているため、シンプルで使いやすい
・BGMがバトル用でノリノリ(最後のステージはBGMが変わる!)
・2~5分前後でクリア可能で、反復しやすい
<ざんねんポイント>
・iOSに対応していない
・数字とおはじきの表示のみなので、数のイメージが湧きにくい
・対応する数字が、2~10のみ
イメージが湧いていて、数をこなすだけの状態ならおススメです!せっかく特化しているので、ぜひ11~18のステージも作ってほしい!!
イメージが湧かないと、ただ計算しているだけな気がしちゃう…
足し算と引き算で表す①
数の分解・結合ができるようになったら、足し算と引き算で表してみましょう。
例:9は、3と6
<足し算>
3+6=9
6+3=9
<引き算>
9-3=6
9-6=3
上記の計算式のどれでも、同じイメージで解ければ完了です。イメージしにくい場合は、穴埋め算(3+☐=9、☐-6=3)をイメージしてみてください。
③11~18を自由に分解・結合する
別名を、『繰り上がりのある1桁の足し算』と言います。引かれる方の大きい数字が18までの引き算も同様のやり方でイメージできます。
11~18の分解・結合
2~10の分解・結合と同様、ゴールは、
合わせると11~18になるペアを瞬時に作る
となります。
こちらも、ペア作りのイメージは下記となります。
11~18の分解・結合の練習におススメなスマホアプリ
こちらも、やり方は楽しければ何でも良いですが、おススメアプリを紹介します。
計算ナイン
穴埋め算で、9通りの数字のペアを作るシンプルなゲーム。計算式が成立するとパネルが消える。足し算モードでは10のペア作りを、引き算モードでは2~19のペア作りを楽しく学習できる。
<おススメポイント>
・シンプルなのにゲーム性が高い
・大人も子供も楽しめる
<ざんねんポイント>
・一番低い難易度でも、制限時間が15秒と短い
・対戦モードがない
制限時間なしで2人対戦できたら絶対楽しいと思います!
15秒じゃクリアできない…
足し算と引き算で表す②
こちらも、数の分解・結合ができるようになったら、足し算と引き算で表してみましょう。
例:14は、6と8
<足し算>
6+8=14
8+6=14
<引き算>
14-6=8
14-8=6
上記の計算式のどれでも、同じイメージで解ければ完了です。イメージしにくい場合は、穴埋め算(6+☐=14、☐-8=6)をイメージしてみてください。
(コラム)繰り下がりのある引き算の解き方は、さくらんぼ算だけでは不足
さくらんぼ算は、補数による引き算です。分解による引き算の方が解きやすい問題もあるです。また、この解き方の方が解きやすい子もいるようです。
イメージ図と、無料スマホアプリ『算数:暗算ゲーム』の解説画面を掲載します。
※このアプリの有料版では、柔軟に設定できる穴埋め算が使用できます。無料版しか使ったことはありませんが、数の分解・結合の練習に恐らく有用だと思います。
<補数による引き算>
さくらんぼ算。引く方の数が、8か9の時に使用すると解きやすい。
<分解による引き算>
引く方の数が1~7の時に使用すると解きやすい。
私は問題によって、無意識に両方を切り替えて使って解いていました。補数・分解という言葉は調べて初めて知りました。
ゆゆは分解の方が解きやすい!
④トレーニングで数をこなす
他の単元と同様になりますが、下記リンク先にて紹介しています。
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小学校の計算問題で100点を取るために必要な4つの力を、楽しく鍛える無料スマホアプリ6選